総務省は、7日までだった国勢調査の回答期限を、20日まで延長することを決めた。6日時点の回収率が53・1%と低調なためだ。
国勢調査は1920年から5年に1回実施され、今回で21回目。結果は、行政の少子高齢化対策や産業振興、防災計画、交通機関の時刻表作成、お店の出店計画などに幅広く使われている。書面で郵送する方式とインターネットで返信する方式の二つがあるが、同省によると、6日時点の回収率はそれぞれ18・0%、35・1%にとどまる。
コロナ禍を受け、今回は調査員による戸別訪問などを控えている。今後、未回答者に通知するなどして回収に努めるとするが、過去最低だった前回15年の86・9%を下回る可能性もあるという。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル